【軽井沢の特殊伐採事例】隣家との境界沿いに育った高さ20mのモミの大木を安全に伐採

軽井沢の別荘地にて、隣家との境界沿いにあるモミの木1本を特殊伐採で処理しました。

胸高直径40cm、高さ20m——境界沿いの「植えた木」が大木に

今回の対象は、胸高直径40cm、高さ約20mのモミの木。樹齢はおよそ40年。敷地と隣家の境界沿いに植えられた木が、40年の歳月を経てここまでの大木に成長してしまったケースです。

境界沿いの木は、こうした問題が起きやすい。植えた当時は小さな苗木でも、10年、20年と経つうちに枝が隣家の敷地に越境し、落ち葉が隣の屋根や雨樋に積もり、日当たりを遮る。気づいた時には自分ではどうにもできない大きさになっている。別荘地ではよく見る光景です。

当然、隣家のすぐそばでそのまま倒すわけにはいきません。ロープクライミングで木に登り、上部から段階的に切り下ろす特殊伐採で対応しました。

モミの木の特殊伐採は「段取りと順番」が勝負

モミの木は他の樹種と比べて横枝が大きく、本数も多いのが特徴です。1本ずつ丁寧に切っていては日が暮れてしまう。かといって順番を間違えると、切った枝が残った枝に引っかかって作業が止まります。

この樹種では、いかに効率よく、正しい順番で枝をカットしていくかが作業時間を大きく左右します。上部の細い枝から攻めるか、下部の太い横枝から落として足場を確保するか。木の重心バランスを見ながら、1本ごとに判断を重ねていくタイムアタック的な作業です。

今回は境界沿いという条件もあり、切った枝の落下方向にも細心の注意が必要でした。隣家側には一切落とさず、すべて敷地内側にコントロールしながらの作業です。

枝の処理にはタウンビーバーが活躍

切り下ろした枝の処理には、タウンビーバーを使用しました。一般的なチッパー機と比べて作動音が静かで、別荘地のように静かな環境が求められる現場に向いています。

処理した枝をその場で破砕し、そのまま積み込んで持ち帰ることができるため、片付けまでスピーディー。伐採から搬出までの時間を短縮でき、隣家への騒音の影響も最小限に抑えられます。こうした道具の選択も、別荘地での作業では大切な判断のひとつです。

幹は玉切りして薪として再利用

伐採した幹は、現場でそのまま玉切りし、薪として回収させていただきました。モミは針葉樹のため火付きが良く、焚き付け用の薪として重宝されます。伐採した木を廃棄物として処分するのではなく、薪として地域の中で循環させる。リバースウッドが大切にしている考え方です。

境界沿いの木、大きくなる前に対処するのがベスト

今回のモミの木は樹齢約40年。植えた当時は数十センチの苗木だったはずが、40年経てば高さ20m、直径40cmの大木になります。境界沿いの木は、大きくなればなるほど伐採の難易度と費用が上がります。

枝が隣家に越境していれば、作業中に隣の建物を傷つけないための配慮も必要になり、工数が増える。さらに大きくなってからでは、ロープクライミングだけでは対応しきれず、クレーンが必要になるケースも出てきます。「まだ大丈夫」と思っているうちが、最もコストを抑えて安全に伐採できるタイミングです。

境界沿いに気になる木がある方は、大きくなりすぎる前にご相談いただくのがベストです。敷地のお写真をお送りいただくだけでお見積もりが可能です。遠方にお住まいの別荘オーナー様も、ご不在のまま作業から写真報告まで一貫して対応いたします。

作業データ

場所
長野県軽井沢町(別荘地・隣家境界沿い)
樹種・本数
モミの木 1本(胸高直径40cm・高さ約20m・樹齢約40年)
作業方法
ロープクライミングによる特殊伐採
特殊条件
隣家境界沿い、枝の落下方向を敷地内側に限定
枝の処理
タウンビーバーで破砕・搬出(静音対応)
幹の処理
現場で玉切りし針葉樹薪として回収・再利用

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