軽井沢の千ヶ滝別荘地にて、樹齢を重ねた桜の大木の剪定を行いました。大きな枯れ枝を少しずつ取り除き、台風シーズンに向けてリスクを下げる作業です。

「伐る」ではなく「残す」を選んだ理由
今回の桜は、かなりの高樹齢です。大きな枯れ枝が複数あり、強風や積雪で落下すれば危険な状態でした。
倒木や落枝のリスクだけを考えるなら、伐採が最も確実な解決策です。ただこの木はお客様が長く大切にされてきた桜でした。であれば、まず残す方向で何ができるかを考えました。
今回は電線にかかる枯れ枝を中心に取り除き、木への負担を抑えながらリスクを下げる剪定を選びました。
桜は剪定に弱い。だから秋に

桜は剪定に弱い樹種です。切り口から腐朽が入りやすく、安易に枝を落とすと木そのものを弱らせてしまいます。
だからこそ、時期の選択が重要になります。今回は秋の作業としました。成長が落ち着き、木への負担が小さい時期です。
切る量も必要最小限に留めました。枯れている枝を中心に少しずつ。一度にすっきりさせることもできますが、それは高樹齢の桜にとって良い判断ではありません。
枝先はまだ元気。生命力の強い木でした
作業しながら印象的だったのが、枝先の状態が思いのほか良かったことです。
大きな枯れ枝を抱えていても、枝先にはまだ勢いがありました。樹齢を考えれば相当なもので、生命力の強い桜なのだと実感しました。
ただ、これはあくまで応急処置です。今回の剪定で、台風シーズンに枝が落ちたり倒木したりするリスクは下げられました。しかし樹齢自体が高いことに変わりはなく、次回以降は伐採も含めてご検討いただく段階に入ると考えています。
今すぐ伐るのではなく、状態を見ながら判断していく。その時間を確保するための一手でもありました。
写真のやり取りで、齟齬なく進める
今回のお客様は遠方にお住まいで、直接お会いしたことはありません。
それでも作業を滞りなく進められたのは、写真をこまめにやり取りしたからだと思っています。現地の状況、枯れ枝の位置、どこまで切るか。言葉だけでは伝わりにくいことも、写真があれば認識を揃えられます。
その結果、作業内容にも費用にもお互い納得したうえで着手できました。遠方のお客様にとって一番不安なのは、頼んだ結果が想像と違うことだと思います。そうならないよう、着手前にすり合わせる時間を大切にしています。
幹と枝は、薪として使っていただける方へ


剪定で出た幹と枝は処分しましたが、そのまま廃棄するのではなく、薪として使っていただける方のもとへ配達しました。
大切にされてきた桜が、別の場所で誰かの冬を暖める。木を廃棄物にせず、地域の中で循環させていく。リバースウッドの理想です。
大切な木をどうするか、迷ったらご相談ください

「倒れないか心配だけれど、思い出のある木だから伐りたくない」そうしたご相談は少なくありません。
枝を整えるだけで数年もつ木もあれば、見た目以上に危険が進んでいる木もあります。伐るか残すか、その判断からお手伝いします。軽井沢をはじめ、長野県内の別荘地・住宅地に対応しています。
敷地のお写真をお送りいただくだけでお見積もりが可能です。遠方にお住まいの別荘オーナー様も、ご不在のまま作業から写真報告まで一貫して対応いたします。
作業データ